2021.10.22
平戸トレッキングVol.1~志々岐山~
霊峰、志々岐山
秋といえば、食欲の秋、読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋などいろいろな「秋」がありますが、皆さんはどのような秋をお過ごしでしょうか?
今回、ご紹介するのは「スポーツの秋」ということで、平戸でできる山登りをご紹介したいと思います!その山の名は「志々岐山(しじきさん)」です。
志々伎山は標高347mながら、写真をみてわかるとおり山頂が鋭く尖っており、周りに遮るものがないため360度の展望が望めます。標高では他の山にはかないませんが、展望に関してはどこにも負けていません!
志々岐山までのルートは平戸市街地から南に車で約1時間、国道383号から県道19号を南下し野子町に入ると、道沿いに「志々岐山」の案内標識がありますので見逃さないように進みましょう!
登山スタート地点には、志々岐神社参道の入口となる鳥居があり、鳥居をくぐると苔むした趣のある参道が続きます。
スタートから15分ほど古い参道を進むと志々岐神社に到着。なかなかの急な登で息が上がります。
志々岐神社から「志々岐山山頂」の案内板に沿って進むと本格的な登山道に入ります。木々に囲まれた登山道を吹き抜ける風が心地良い陽気でした。
そのまま少し進むと大きな槙の大木が現れます。相当な樹齢と思われる立派な木です!
登山道はしだいに岩場が多くなり急な斜面が続きます。いたるところにロープが張られており安全管理がなされておりますが、これは地元自治会の好意によるものとか。大変ありがたいです。
【見どころ①】腰掛け岩(その昔、矢に射たれた侍が腰かけ、命を落としたとか。)
山の中腹に差し掛かると急に視界が開け、山頂を見ることができます。山頂まであと少しです。
志々岐山では四季折々の植物を観察することができます。この日見つけたのはダンギクです。青紫色のきれいな花のまわりをミツバチが飛び回っています。
【見どころ②】草履置場(昔は女人禁制で、男性もここで草履を脱いで裸足で登ったそうです。ここまでくれば山頂まであと少し!)
山頂到着!すばらしい景色が広がり、西側を見ると遠くに五島列島を望むことができます。東側には志々岐湾を見ることができます。
また、山頂には祠が祀られており、静かに登山者の安全を見守っているようでした。
そんな祠の横に宝箱が!?ドキドキしながら蓋を開いてみると・・・。なんと!!箱の中には登山記念のお札が入っていました。
これは地元の野子地区まちづくり運営協議会が設置したもので、「ご自由にお持ち帰りいただき、志々岐山登山の記念としていただきたい。」とのことでした。去年の10月から設置し約1年で1,500枚配布しているそうです。
志々岐山いかがだったでしょうか?
平戸にはこの他にもトレッキングコースがありますので、またの機会にご紹介したいと思います。次回更新をお楽しみに!!