2022.02.15

川内峠野焼き~春の訪れを告げる炎~

川内峠野焼き~春の訪れを告げる炎~

川内峠で春の風物詩である野焼きが2月12日(土)に行われました。

川内峠は平戸島の北部に位置し平戸市街地から車で約10分、頂上からは絶好のパノラマが広がり、東に九十九島、北に玄海灘、遠くは壱岐・対馬が望めます。

標高は約260m、東京ドーム約6.4個分の広さです。

かつては牛の放牧が行われ、牛の飼料や茅葺き屋根の材料を確保するため古くから管理されており、草原が維持されてきました。

現在では、防火と草原の保全を目的として毎年1回、2月上旬に野焼きが行われています。

火入れが行われると、火はすぐに燃え広がり「バチバチ」と音をたてながら迫力の炎が枯れ草を焼き尽くしました。

 

当日は、新型コロナウイルス感染予防のため一般の立ち入りは禁止され、消防職員や消防団、地元住民など約150人が参加し、延焼しないよう警戒しながら作業が進められました。

 

春には緑の草原に生まれ変わり、わらびなどの山菜が芽吹きます。


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